レール幅の検査データが脱線事故の直後に現場で改ざんされていたことが発覚した12日、記者会見したJR北海道の豊田誠常務らは「お客さまに大変なご心配、ご迷惑をお掛けした」と苦渋の表情で陳謝した。
現場のレール超過幅は脱線事故の危険が生じるとされる43ミリに極めて近い39ミリに達しており、同常務は「通常はあり得ない超過だ」と厳しい口調。脱線事故との関連について「断定できないが、大きな要因の一つではないか」との見解を示した。
改ざん時の詳細や動機、現場責任者らの関与について質問が集中したが、豊田常務は「全容解明に全力を尽くしたい」と繰り返し、隠蔽(いんぺい)工作ではないかとの指摘にも「動機や背後要因をしっかり調査したい」と述べるにとどめた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131212-00000168-jij-soci
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