【神田明美】環境省によると、東京電力は20日、福島第一原発事故に伴う除染費用として近く約130億円を支払うと同省に伝えた。すでに支払いを終えた約67億円と合わせると約197億円になるが、環境省がこれまでに請求した約404億円の半分にも達していない。
放射性物質汚染対処特別措置法により、除染費用は国が立て替えた後、東電に請求する。環境省は昨年11月から今年8月まで、4回にわたり計404億円を請求した。その支払いが滞っているため、井上信治環境副大臣が11月、東電の復興本社代表である石崎芳行副社長を呼んで支払額を示すよう求めていた。その際、東電側は約87億円の支払いに応じる考えを示したが、さらに請求内容を精査し、支払額を増やしたという。
除染費用の総額は、現段階の見通しでは、中間貯蔵施設建設費を除き2・5兆円に達する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131220-00000037-asahi-soci
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