第72期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)で初の降級が決まった谷川浩司九段(51)は11日、「厳しい戦いが続いたので降級は仕方がない。残る対局でいい将棋を指して(B級1組での)来期につなげたい」と語り、現役続行の意欲を改めて示した。
降級は同日未明、屋敷伸之九段(41)が深浦康市九段(41)に勝って決まった。「屋敷さんが優勢で逆転がない状況だったので、最後まで見ずに就寝した。11日朝に新聞を見て『やはり』と思った」
今期の順位戦ではここまで1勝6敗と苦戦している。「昨年4〜9月は、他棋戦でも比較的成績がよかったが、10月以降の成績は悔いが残る。順位戦では中盤から終盤に入るところでミスをして競り合う終盤戦にならなかった将棋が多かった」と振り返った。
A級10人の中で最年長となった。「10〜20代のころは10局中9局は実力を100%出し切れたと思うが、年齢を経るに従ってパフォーマンスが下がってきた感じがあり、もどかしく思うことも多くなってきた」と語る。
一昨年12月から日本将棋連盟会長に就いたことについて「対局への影響は言い訳にならない。現役棋士として対局しながら運営にあたっていることで、応援してくれる方も多いと思う」と影響を否定した。【山村英樹】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140111-00000031-mai-soci
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