元農水政務官・松木謙公前衆院議員(54)の政治団体を巡る偽装献金問題で、松木氏の親族企業グループによる名義借り献金は、松木氏が衆院選に初出馬して落選した1996年から行われていたことがわかった。
政治資金収支報告書に記載された複数の献金者やグループ元役員が、読売新聞の取材に当時の経緯を証言した。
松木氏の資金管理団体「新世紀研究会」(当時は松木謙公後援会、札幌市)が設立されたのは95年4月。収支報告書によると、同年の個人献金は1人分の12万円のみだったが、翌96年には82人が50万〜150万円を献金し、計約9000万円に膨らんだ。
複数の関係者によると、名義借り献金はこの年から始まった。松木氏の父親(84)が社長を務める「北海道通信社」(札幌市)グループの元役員は96年、松木氏の父親から「名前を貸してくれる人はいないか」と頼まれ、大学の後輩など少なくとも知人4人に声をかけて了解を得たという。
その際、元役員は後輩らに「領収書が出るので所得税の還付を受けられる」と説明していた。元役員は「社長(父親)から頼まれれば断れないし、選挙にかかる金をどうやって都合するかという話だった」と語り、還付については「名前を貸してくれた人にも利益を与えるということ。名義借りが露見しなければ、ばれることはない」と明かした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140113-00000349-yom-soci
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