多数の機器の点検漏れが発覚した高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)に対する日本原子力研究開発機構のこれまでの対応について、原子力規制委員会は15日、再発防止策などの確認が終わっていないのに、「完了した」と報告したのは不適切だと指摘した。
 もんじゅは2012年11月、多数の点検漏れが発覚し、規制委から原子炉等規制法に基づく措置命令などを受けた。原子力機構は未点検機器の点検を終え、昨年11月に保守管理体制や点検計画の見直しなどの対応が完了したと報告。規制委が立ち入り検査などで確認を進めていた。
 規制委は、原子力機構が点検を終えたとした機器について、点検方法などに不備があったほか、点検計画に計約760件の問題があり対応が必要と認識していたのに、規制委には「対応を完了した」と報告した点を問題視。「この事実は、原子力機構の管理体制再構築がいまだ不十分であることを示すものだ」と指摘した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140115-00000047-jij-soci
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